第8章 おでこに…
丸「今から資料室行くんですかー?」
「え、あ、は、はい!」
7人とは距離があるから
大きな声を出さざるを得ない。
出し慣れてへんし
周りの視線もあり
すっごいドキドキ。
安「先生と2人っきりで何すんのー?」
「た、多分…資料整理です!」
大「えぇっ!?2人でー!?」
安「そりゃえらいこっちゃや!!」
大「2人じゃあ帰るん遅なるやん!!」
なんか"2人"のとこが
やたら強調されてる…
安「せやったら帰り道危険ちゃう?」
大「ほんまや!女の子1人で帰るなんてめっちゃ危ない!」
安「えー、心配やわぁ」
大「俺も心配〜」
家、すぐそこなんですが。
それに何回も1人で帰ってます。
(大倉くん、絶対心配してへん)
だから大丈夫です、と言おうとしたら…
丸「分かります分かります、心配ですよね」
安「これはこれは丸山さん…あら、貴方が出て来られたという事は…?」
大「もしかして…?」
丸「ザッツライッ!」
えっ、何?