第1章 夏の思い出作り(赤)
ベッドで寝るとか…
図々しいし、おこがましいやん。
なんだかんだで
良くして貰ってるから
ベッドで寝ると
私の良心が痛んでまう。
痛みまくる。
やから、床で良い。
とか言ってみるけど…
それは建前の理由で
ほんまは警戒しまくってるだけ。
(良心1、警戒心9の割り合い)
なんか、今
後ろで舌打ちみたいなん聞こえたのは
気のせい、気のせい、気のせい。
自分の荷物を枕にして
変態に背を向け寝ようとしたら
急に体が浮いた…んじゃなく
変態が私を持ち上げた。
「なっ、何すっ…変態!」
「やから変態言うな」
「離せ!」
「女子って、お姫様抱っこ好きなんやろ?」
「相手に寄るわ!降ろせ!」
「言われんでも降ろしたるわ、ほら」