第1章 夏の思い出作り(赤)
「ふぅ…」
何とかシャワーを済ませ
濡れた髪をタオルで拭きながら
自分の荷物近くに座り込み
部屋を見渡す。
いかがわしいDVDと本を省けば
綺麗にされてる部屋。
変態のくせに綺麗好き?
(変態に偏見持ち過ぎかな)
それにしても、人様の家は
ちょっと疲れてまうよね。
「っはぁぁぁ…」
荷物に雪崩れかかる。
お風呂場の場所や
電気のボタンの位置や
お湯の出し方とか
もう全然分からんかったから
余計に疲れた。
だいたい、何の説明もなく
初対面の人間を自分の部屋で
1人にさせるってどうなの。
女や言えども
私が盗みするとか疑わへんのかな。
そんな気あらへんし
しようとも思わへんけど…
人は疑わなあかんって、変態さん。