第1章 夏の思い出作り(赤)
何だろう?と屈んでそれを拾ってみれば
誰がどう見ても女の人の物にしか見えないピアス。
変態なのに彼女居るんや。
「…………………」
だったら、この展開は非常にマズイのでは?
いきなり彼女が来たら…
と、考えたら慌てるしかなくて。
「適当に座り」
ピッとエアコンのスイッチ入れ
奥の部屋へ消えた変態。
何が適当に座りよ。
あかんやろ。
彼女居んのに部屋に女を連れ込んだら!
「あ、そうや。飯食うたか?」
「いえ、食べる前に出て来たん……っ!?」
「何?」
「なっ、なんではだっ、裸っ!!」
「着替えるくらいえぇやんけ」
上半身裸で現れた変態は
ダボダボのTシャツに着替えだした。