第1章 夏の思い出作り(赤)
走って逃げようとしたのに
ガシッと勢い良く腕を掴まれ
そのまま中へ戻された。
ほんとの最後の手段を実行する。
「だっ、誰かぁーーーっ!!」
「ここ夜は俺しか居らんから」
「っ!?」
「助け求めたかて無駄」
「いやぁぁぁぁあっ!めっちゃデンジャーゾーン!」
「むっちゃセーフティーゾーンや。さっさと上がれ」
私をグイグイ押しやり
ドアを閉めたら
鍵を閉め、ご丁寧にチェーンまでかけると
先に部屋へ上がって行った。
お父さんお母さん
私は今日知り合ったばかりの男の人(変態)の部屋へ上がり込みます。
不届きな娘でごめんなさい。
「お邪魔しま…」
ヒールサンダルを脱ごうとして
足下に何か落ちてるのに気付いた。