第1章 夏の思い出作り(赤)
「ほら、入り」
連れて来られたのは
2階建ての白い綺麗なアパートで。
ドアを開け中へ入り
玄関の電気をつけ
また外に出て来た変態。
慣れた感じからして
変態の部屋であるのは確実。
これは色んな意味を含めて危険。
最後の抵抗として玄関前で静止を試みた
が…
「入らんかったら襲うぞ」
なんていう脅しに逆らえず足を玄関へ踏み入れる。
こうなるなら家に篭っとけば良かった。
夏休みなんて過ごしてる場合ちゃうのに。
「……や、やっぱりダメです!」
「あっ、おいコラ、逃さんぞ!」