第1章 夏の思い出作り(赤)
「ちょ、まだ降りてな…」
「送ったるから、駅まで」
「いや、だから結構ですって」
「えぇから、黙って送られとけ。この辺治安悪いから女1人で歩かすんは危険過ぎんねん」
「…………………」
チャラい感じは一切無く
あまりにも真剣な眼差しから
それが嘘ちゃうってのが伝わって来る。
腑に落ちないけど
自分の身の危機を感じれば…
って、この車内も
変態の隣なんやから充分に危険地帯やん。
このまま乗せられて
あんな事やこんな事させられてしまう…!
と、今度は貞操の危機に直面していたら…
「そんな警戒せんでも大丈夫やって、何もせんから」
「……………」
「ソノ気の無い女とヤったかておもんないし。それにヤるなら…」
変態の視線が私の胸へ。
「もうちょいデカいのがえぇわ」
「っ!!」
遠回しに、胸が小さいって言われた。