• テキストサイズ

虹 色 の 恋 物 語 。

第1章 夏の思い出作り(赤)


もう見れないと思ってた笑顔に
また涙は止まらなくて。

拭っても拭っても
溢れてはポロポロと
目から零れてく。


















 「何っ…しに来たん、ですか」



私ってばアホ。

こんな時にまで意地張って。



















 「楽しい思い出作りの続きしに来た」

 「……………は?」

 「まだ3日目が終わってへん」

 「や、もう結構ですから」




無理させてた事を知った以上
楽しかった思い出は
罪悪感だけしか残ってへん。

それを増やせば増やす程
誰も得しないし、虚しいだけ。



















 「それよりお店戻った方が良いんじゃないですか?大倉さん困るでしょうし、私なんかと居るより綺麗な人と居た方が楽しいですよ」



見上げられた目線に耐え切れず背を向けた。
/ 260ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp