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虹 色 の 恋 物 語 。

第1章 夏の思い出作り(赤)


 「いやっ、むっちゃ怖いっ!」




ご飯を食べ終え
片付けも済ませたら
もう23時近くで。

太陽の光をたくさん浴びたのと
お腹もいっぱいになって
めっちゃ眠気と格闘する中
見よか、って勝手に用意しだして。


見ながら寝たらいっか、なんて
もう寝る気満々で見始めたDVDは
まさかのホラー。

冷房の効いた寝室で
タオルケットを
頭まで被り怯えてるのは
私やなくて変態。

しかも、私の背中に隠れて
テレビ画面をチラチラ見てる。


何なん、この可愛い生き物。
(おかげで眠気覚めた)













 「なんでは平気やねん」

 「作りモンじゃないですか」

 「おまっ…夢無いやっちゃやな」

 「じゃあ、椎茸とホラーどっちが嫌ですか?」

 「…………どっちもや」




じゃあ、なんで
ホラーDVDなんて
借りて来たんや。

と、言いたいのは我慢。

言ったら何されるか分からんし。











 「うわっ、うわっ、あかんっ!これっ!」



私のTシャツの袖をギュッと掴んでる。


なんでこんな女子力高いん?
(見習わなあかんよね、やっぱり)


















 「誰やねん、電気消して見よ言うたん…」



あなたです。
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