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虹 色 の 恋 物 語 。

第1章 夏の思い出作り(赤)


火がついた瞬間
ものすごい勢いで
海の方へ飛んで行った。










 「………あははっ、びっくりしたぁ!」

 「打ち上げやったか」

 「たーまーやー!」

 「なんでそんなテンション高いねん」

 「楽しいからですよ!あ、お店側に向けて無くて良かったですね!」

 「せやな。店に向けてたらヒナに怒られるわ」




なんて言いながら
またお店の前の段差に腰かけて
煙草を咥える。

ひなさんって誰か分かんないし。
(名前出す前に説明が欲しいわ)


でも、めっちゃ楽しい!
花火とか久し振りにしたわ。

たまにするもえぇね。
















 「えいっ!」

 「おわっ!」

 「あははっ!」

 「花火は人に向けてすんなって注意書きに書いてるやろ!」

 「向けてませーん!煙草に火つけてあげようかと思っただけでーす!」

 「おまっ…マジで襲うぞ!!」

 「襲えるもんなら襲ってみぃさ」



花火を向けるも
直ぐ様消えちゃって。

変態との間に沈黙が訪れた。


あかんやん!
これは襲われる!

身の危険から構えの姿勢に入るも…














 「はよそれバケツに突っ込めよ」



と、めっちゃ普通な感じで煙草に火をつける。

なんか拍子抜けた私は言われた通りに手に持ってた花火をバケツの中へ。
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