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虹 色 の 恋 物 語 。

第1章 夏の思い出作り(赤)


 「なぁ、ちゃん」

 「はひ?」



口から種を出してる時に呼ばれて
変な返事になる。

手のひらに乗せた種をお皿に移し
大倉さんへ目を向けた。









 「何でしょう…?」

 「すばるくんの事好き?」

 「は?」

 「え、聞こえてへんかった?こんな近くで言うたんに」

 「いえ、聞こえてましたけど…」

 「じゃあ、教えて」

 「…………なんでですか」

 「知りたいから」

 「……………」



それ理由にならないような…

誤魔化するにも
そんな器用な話術はあらへん。










 「………好き、ですよ」

 「ほんまに!?」

 「多分、」




油断してたら
下ネタ食らうけども
悪い人じゃない。

それは、この2日で分かった。

口は悪いけど
ほんまは優しい人…










 「………それは恋愛の好き?」

 「どうなんでしょうね」

 「そこ、1番重要なとこやんか」

 「だって、分かりません」



まだ知り合って2日やもん。

押し倒されたり
抱き締められたり
手握られたり
可愛い言われたり
キスされそうなったりして
ドキドキしたけど…


それは暑さのせい。

夏という魅惑の季節のせいやねんって。
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