第1章 夏の思い出作り(赤)
「おかえり~」
シャワー浴び
着替えて
無言で手を繋がれたまま
お店へ戻れば
笑顔な大倉さんに迎えられる。
「めっちゃラブラブやーんっ」
「…………ヨコとマルは?」
「もう帰ったで~」
「ふーん、」
大倉さんは
何故か調理場に行って
変態はやっぱり扇風機前へ。
「あ、ちゃんスイカ食べるやろ?」
「え、あ、はいっ」
「横山くんからのお土産っ」
じゃーん、と
カウンターへ置かれた
三角形のスイカ3つが乗ったお皿。
「美味しそうっ!」
「めっちゃ美味しかったでぇ。すばるくんと一緒に食べてなぁ」
「はいっ」
お皿を持って
扇風機の風を浴びてる変態のとこへ。