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虹 色 の 恋 物 語 。
第1章 夏の思い出作り(赤)
顔を逸らせばいいのに
それをしないで居るのは…
この真夏の茹だるような暑さのせいだと、思いたい…
「………………」
止まりそうにないドキドキ。
あと、少しで触れてしまいそうな唇。
目を閉じて待つも…
唇が触れるどころか
頬にあった手が離れて行った。
「戻るか、」
「………はい」
何よ。
キスされるんかと思って
構えちゃったやん。
ドキドキさせる天才やな、この変態は。
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