第1章 夏の思い出作り(赤)
何コレ!!
袋から出し
広げて絶句。
用意されたのは
赤の生地に白ドット柄で
フリフリがついた…水着。
や、うん。
可愛いんやけど…
その…なんというか…紐やねん。
(布と布を繋がなあかんとこ全部)
隠さなきゃいけないとこの布の面積も
自分の水着よりも
何となく小さいような(気がするだけ?)
大体、こういうのは
本気出して泳いだらほどけちゃうやん…
昨日、水着着なきゃ良かった。
(洗濯しちゃってんよ)
「………………………」
でも、着なあかんよね。
用意して貰ったんやし
変態待たせてるし…
何より海入りたい。
「っし、」
気合入れて水着へ着替えてく。
紐は解けないようにしっかりと結んで…!