第1章 夏の思い出作り(赤)
積まれたDVDに当たり
見事に崩れた。
なんでこんなとこに積んでんのよ。
しかも、何枚持ってるんや。
女が居るんやから
片付けろっちゅーねん。
「………………」
無造作に散らかったDVDを1枚手にする。
あ、この女の人
めっちゃ綺麗。
あれ?
こっちのDVDも同じ人やん。
ははーん…
変態のタイプなんやね、この人。
ちょ、おっぱいデカッ!
え、何カップ?
こんだけ大っきい人が好みなら
私のなんかちっぱいやわな。
「なんや気になんのあったんか?」
「のわっ!」
背後に変態が居て
私の肩越しに
持ってるDVDを覗き見してる。
いつ戻って来たんやろ。
(物音が一切無かったような)