第1章 夏の思い出作り(赤)
「………………っ…」
もしかして
昨日、シャワーの後
しばらく髪濡れたままで
冷えた部屋に居ったから
風邪引いたんかな…
と、自分のおでこに触ってみる。
結構、熱いけど
手も熱いから
暑さで体温が上がってるだけなんかな。
もう何が何だか
全然、分からへん。
暑さに負けた脳みそは
軽く思考を止まらせていた。
「………………」
キツくて目を閉じたら
変態とお姉さんの姿が浮かぶ。
あぁいうのは
日常茶飯事なんかな。
お互い慣れてる感あったし…
はぁ…
なんか凄いわ、もう。
自分の知らない世界過ぎて。