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虹 色 の 恋 物 語 。
第1章 夏の思い出作り(赤)
2人とお姉さんに
気付かれへんよう
静かに裏口のドアを開け
外に出ると
ゆっくりドアを閉めた。
「…………おぇ…っ…」
我慢してた吐き気が
一気に込み上げて来る。
なんやろ…これ。
めっちゃしんどい。
早く水入れて帰ろ…
と、ドアの横すぐの水道下に
バケツを置いて蛇口を捻った。
「………………はぁ…っ…」
単純な動作なのに
息が上がり
しんどく感じる。
脱力感も凄く
立つのがキツくて
壁にもたれたら
ズルズル、と
勝手に体が下がって行った。
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