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虹 色 の 恋 物 語 。
第1章 夏の思い出作り(赤)
「どうするんか決めたんか?」
「えっ、あ…」
空になったコーラの瓶を
ケースに仕舞って
調理場へと入って来た。
さっきの低い声から
普通の声に戻ってる。
「帰ります…」
「あっそ」
「なので、荷物を取りに行きたいんですけど…」
「……………」
ずっと向けられたままの背中。
無視ですか。
でも、荷物は要るし…
「あっ、ちょ…」
行っちゃった。
どうしよう…
それに頭が
ボーッとして来た。
「…………うぇっ…」
なんか気持ち悪い。
どうしたらえぇんやろ…
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