第1章 夏の思い出作り(赤)
「どうせ、残念な体型ですし」
「…………………」
「お店戻ってナイスバディな女の子と楽しく過ごしたら良いじゃないですか」
何言うてんのやろ。
嫉妬して拗ねてる
彼女みたいやん。
嫉妬してへんし
拗ねてもないのに。
「…………まだ機嫌悪いんか?」
「別に悪くないです」
「怒ってるやん」
「怒ってません」
「かき氷だけじゃ、あかんかったな」
「は?」
「いや、めっちゃ食いたそうにしてたから…食べたら機嫌直るって思っててんけど」
あのかき氷
渋谷さんの計らいやったんや…
って、何なん!
このやりとりは!
拗ねた彼女の
ご機嫌取る彼氏みたいに
なってるやんか!
おまけに
食べ物でご機嫌取るって。
私、そんな単純じゃあ…