第1章 夏の思い出作り(赤)
「あ、ちょっと待って!」
「はい?」
「泳ぐって事は…水着着てんの?」
「あ、」
「んふふ。約束したやんなぁ~?見せるって」
いや、してへんよ。
してへんけど
見たいって言ってくれるのは
大倉さんだけやしなぁ。
このかき氷のお礼も兼ねて…
「分かりました」
「ほな、上だけ見せて?」
「え、ここでですか!?」
「大丈夫、大丈夫!ここ死角でお客さんからは見えへんからっ!お願いっ!」
「…………ちょっとだけ…ですからね」
「うん、ちょっとだけでえぇからっ」
パーカーのファスナーを
ゆっくり下ろしてく。
うぅ…
なんか恥ずかしい、これ。
大倉さんの目がマジやから
余計に恥ずかしい。
ファスナーを外して
パーカーを開けさせる。
「着痩せするタイプなんや」
「はい…」
「別に子供体型ちゃうやん。すばるくんおかしいんちゃう?」
「え、」
「おっぱいデカくて童顔って…めっちゃ俺好み」
「そ、そうなんですか」
「触っていい?」
「えっ?さ、触っ…!?」
「あかん?景気付けに1回だけ!」
「だ、だめです!」