第11章 傷付いた鳥
ガタガタッ
ん?
なんの音?
「〜〜〜〜〜〜」
だれ?
目を開けると薄暗くて薬品の匂いがツンとする部屋にいた
背中はまだ痛むが、まだましな方だ
「あ。起きた?」
白い髪に片目を額あてで隠した男が話しかけてきた
このマークは・・・
「オレは木ノ葉隠れから来た忍でね〜。帰る途中に君を見つけたんだ。君は誰だい?」
木の葉か・・・。うちは一族がいた場所・・・。
私が生まれた場所・・・
1度目を閉じて心を落ち着ける
“いつも通り”の自己紹介をすればいい
『私は“カルタ”。用心棒をしている。』
「用心棒?」
疑うような目
これにも慣れてる
『用心棒はね、忍程のお金はいらないの。だから忍を雇えない人達に雇ってもらえるのよ』
看護師「包帯取り替えましょうか」
ワントーン高い声に目を向けると、看護師が包帯を手に部屋に入ってきた
『私はこの怪我ですぐには動けない。事情聴取は明日でもいい?』
「そうだね。オレは1度帰るね。明日に君の雇い主に連れてってあげるよ」
こくん と頷くだけにした
それは絶対に叶わないから
『助けてくれてありがとう』
その言葉にニコッと男は笑って部屋を出ていった