第10章 鳥の本気
いつのまにか雨が降ってきた
これで乱闘があったことが気づかれにくくなるだろう
写輪眼を開眼してから相手の次の動作を判断できるようになった
それを待っていたように“依頼”が極端に増えた
暗殺、隠蔽、情報収集、
なんでもやった
自分を助けてくれたあの人に恩を返せるように
特にいい思い出とか温かい関係ではなかったが、幼かった自分を育ててくれた恩はある
何かの拍子に“ふつうの人”みたいな表情をするから
なぜこんなことをしてるんだろう
と考えたこともある
命が危ない時には助けてくれ、不器用な手で簡単に傷の手当もしてくれた
本当には優しい人だったのでは?
と思ったこともある
やはり違うかもしれない。
あの人のせいで死にそうにもなったし・・・
自分の感情がなくなった訳では無いが、いつのまにか自分の生き方なんてあの人の命令無しじゃ考えられなくなった
どうしていいかわからなくなるんだ
そういえば今はどこにいるんだろう
オビト・・・