第9章 鳥の夢
ビュォォォと風の音が聞こえる
どのくらい時間がたったか覚えてないくらい歩いた(様な気がする)頃1人の男が立っていた
その姿を見たとき懐かしく、とても安心したんだ
男にしては少し長い髪 顔の右側にはシワのようなものが見えた
1番懐かしいと思ったのはその目だった。赤い車輪の目
「よぉ。久しぶりだな。」
ぼぉーと見つめるしかできなかった。
それでも男は話し続けた
「そうだ。あの男はお前のせいで死んだ。お前が勝手な行動を起こさなければ、小南も捕まることもなかったかもしれない。」
『強くなりたい』
ポツリとこぼした本音
『強くなって・・・小南姉さんを・・・長門兄さんを守りたい。独りは嫌だ!あいつらに負けないくらい、復讐できるような、力が欲しい・・・』
支離滅裂なことをいいながら、ぎゅっと抱きつく。とても温かい。
『がんばる。だから、1人にしないで・・・オビト・・・』
そういう子どもの両目にも赤い車輪が映っていた
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