第9章 鳥の夢
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『兄さん・・・兄さん・・・』
1人の青年が血を出して倒れている
その周りに
その血に負けない赤く染まった男性
白い髪留めをした綺麗な女性
歳が離れているであろう子供がひとり
また、もう一周りには大人の男性が無数に散らばっていた
あの頃の夢だ。
小南姉さん、長門兄さん、弥彦兄さん
どうせ見るならもっと楽しい時がよかったな
『ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・』
小さい私がずっと呟いている
小 「あなたが謝ることはないわ・・・」
優しい姉さんは抱きしめて背中を摩ってくれている
『わ、私のせいで、私が捕まったから・・・ひぐっ・・・うわあ"ぁぁん』
遂に泣き崩れた
あの時以上に心細いことはない
捨てられると思った
嫌われたと思った
一緒にいたらまた傷つける
だから私は書き置きを残して出た。