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今 夜 か ら は 。
第11章 夢のようで。
「ちゃん、」
名前を呼ばれ直後
体はあの良い匂いに包まれる。
背中に回された腕が
隙間無く抱き寄せ
頬に手を添えられ
またもや唇を奪われた。
さっきまでの荒めのとは違い
優しくて穏やかで…
抱き締めてくれてる腕を掴み
目を閉じて少し口を開き
渋谷さんのキスを受け入れる。
「………ちゃんと覚えてるやん、昨日教えた事」
顔を離し、私の唇を指で撫でて
ふっと嬉しそうに笑った。
覚えてるに決まってる。
昨夜の渋谷さんが
教えてくれた事、全部。
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