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今 夜 か ら は 。
第9章 溢れる想い。
廊下の蛍光灯の明るさに
慣れていたせいか
全く何も見えない。
暗闇の中
隣でカチッと音が聞こえ
次の瞬間、視界に明かりが戻った。
「あー…寒かった…」
靴を脱いで中へ上がってく渋谷さん。
玄関も寒いと思うんだけど。
というか、私はどうすれば…
上がっても良いんだろうか?
「で、どうする?」
「えっ…と、」
「………あ、決めてへんなら暖房つけてくるから、その間に考えといて」
と、奥のドアへ消えてった。
その間って…すごい短い気が。
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