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今 夜 か ら は 。

第8章 好きなように。


 「っあ、ご、ごめん、聞こえてる…」



と、ここで目線を逸らし
バッグと買い物袋を持つ。

心臓の動きが尋常じゃない早さで
ちょっと胸が痛くなって来た。















 『どないしてん?自分からかけて来たんに。何の用や?』

 「え、あ、うん…あのね、その…部屋の鍵が無くて…」



さっきから一時も逸らさず
私を見てるであろう彼。

その視線を感じながらも
横を通り抜けた。

すれ違う時、ドキドキしたけど
通ってしまえば、何ともなくなる…
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