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今 夜 か ら は 。

第7章 どこまでも主役になれない。


大事そうに私の手を包む。


振り向けば
目と鼻の先に顔があって…

酔いが覚めた状況じゃ
この距離に耐えれるはずもなく
目線を落とす。














 「こっち見てや」

 「恥ずかしくて無理です…」

 「カラオケの時はそんなん言わんかったやん」

 「あ、あれは酔いが回ってたから…で」

 「キス出来んやろ、」

 「えっ!?」



びっくりして顔を上げれば
何も言わずに近付く顔。

キスするんだ…



キス…











 「………ダメです、」
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