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今 夜 か ら は 。

第7章 どこまでも主役になれない。


 「知りたいんなら隣に来てくれたら教えたるで」

 「っ…」

 「どうする?」

 「……教えてくれないなら行きません」

 「なら、来るまで教えたらへんから」



昼間にも見た
悪戯っ子みたいな笑顔をした後
前を向いてエンジンをかける。

狡いな…

私の気持ち知ってて
普通に接して来るんだもん。










 「…………ます」

 「ん?」

 「隣、行きます。だから教えて下さい…全部」



なんで私の気持ちを知ったのか。

そして、知った時
渋谷さんはどう思ったのか。
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