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今 夜 か ら は 。

第7章 どこまでも主役になれない。


渋谷さんの目元と口元が
嬉しそうに緩んだ。










 「にやけ過ぎです」

 「しゃーないやん、そう言ってくれる女の子はちゃんだけなんやから」

 「それはありえません」

 「ほんまやって。会社でも格好良いって騒がれてんのは亮か大倉やしな。この2人以外は茶すら淹れて貰われへんねんで」

 「なんて勿体無い…!お茶ですーとか言ってこっそり渋谷さんに近付けるのに…!」

 「俺の事好きやもんな?」

 「はいっ!」
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