第7章 どこまでも主役になれない。
「ほんなら帰るわ」
「もう!?まだいいやん、歌い終わったばっかやんかっ」
「無理やって亮ちゃん。もう22時やから眠いんちゃう?いつも19時就寝やん、このおじいちゃんは」
「待てコラ。今の年寄りでもそんな早ないわ、寝るの」
昨日なら笑って聞いてたであろう
こんなやりとりも
今は聞き流す始末。
渋谷さんが帰るなら私も帰れるはず。
今日からしばらく
信ちゃんの部屋に泊まろっかな。
じゃないと、渋谷さんの事
忘れられそうにないもん…
こういう時″お隣さん″って関係は
ちょっとばかりめんどくさい
なんて。