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今 夜 か ら は 。

第7章 どこまでも主役になれない。


 「あ、やっと戻って来た…待っててん」

 「そうなん?それはすまんかったわ、ちょっとタバコ吸いに行ってたから。で、何?」

 「ごめん、代わって。俺には無理や…手に負われへん」



大倉さんが立ち上がって離れて行く。

手に負えないって、私の事?


酷いなぁ…
確かに手に負えないだろうけども。
















 「またえらい呑んだな…」



数時間振りに聞いた声。

一気にドキドキし始める。

もうときめかなくてもいいのに…


目線も顔も向けず
空になったグラスへ
ビールを注いでく。
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