第7章 どこまでも主役になれない。
着いたのは座敷の席。
右奥から1つ間を空けて
丸山さん、横山さん、髪の黒い人(りょーさんかな?)が座っていて
丸山さんの隣に安田さんが座り
安田さんの向かいを空けて
大倉さんが座ってる。
「あっ、来た来た。ちゃん、こんばんは~」
「やっと全員集合やな」
「こんばんは、大倉さんに横山さん」
「もー、何してたん。待ちくたびれてお腹ペコペコやで」
「すみません」
「お前はいつも腹空かせてるやん。さっきもあんだけ菓子食うといて…」
「2人とも、座って座って」
横山さんを無視した大倉さんに
自分の横の空いてる2つの席を勧められる。