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今 夜 か ら は 。

第7章 どこまでも主役になれない。


 「し…」

 「みんなー、ちゃん来たでー!」





私の声は安田さんに遮られ
渋谷さんを見つめていた目線も
引っ張られたせいで外れる。

それでも後ろを振り返れば
佇んだまま悲しそうな表情をしてる渋谷さん。

その姿に胸が痛んだ。

そんな顔見たくない…

















 「ご、ごめんなさい!」

 「えっ、あ、ちょっ」



安田さんの手を振り解き渋谷さんの元へ。

私が居たって
悲しそうな表情が
消える訳じゃないんだろうけど…


何だか居ても立っても居られなくて。
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