第7章 どこまでも主役になれない。

どうやら自分が抱いていた期待は
大きく的を外れて…

やっぱり"いつも"と変わらないみたい。



塗ったり、描いたりして
やっとそこそこな顔になる人間は
元が良い人間とは次元が違うんだから
いくら着飾っても無駄なだけ。


会いたい、なんて言葉に
自分が期待したような
理由は無かったんだ。

さっきまで上がっていた口角も
いつの間にか下がり…



浮かれてた自分が悲しくなる。