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今 夜 か ら は 。

第1章 秋の終わりは始まりの合図。


 「あ、もしもし?今、着いた。何階やっけ?」



まだかな、と
エレベーターを待っていたら
慣れ親しんだ喋り方をする
さっきまで聞いていた声が
後ろから近付いて来る。

会話の盗み聞きなんてしたくないけど
静かなエントランスだと
勝手に聞こえるから仕方ない。












 「3階?分かったぁー。ほなねぇ」



すぐ後ろで軽やかな声が止む。

3階は、私の部屋もある階なんですが。
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