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今 夜 か ら は 。

第6章 用意された舞台。


 「………っ…」



人差し指を
ギュッと握られてしまった。

顔を見たら
まだ笑ってるし。












 「なんで握るんですか…」

 「取ろうとするからやん」

 「だって、持って貰うなんて申し訳無くて…」



と、見つめ合ってる私達。

どうしよう。


すっごい好きだ
渋谷さんの事。














 「えぇですねぇ、若い子に触って貰えて」



突然聞こえた
京都訛りの声に
ここがエレベーター内で
えくぼでほくろな彼も
居る事を思い出す。

慌てて、渋谷さんから目線を外し
えくぼでほくろな彼を見たら…
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