第6章 用意された舞台。
それよか問題は
今日のお昼は何にしよう。
野菜余ってるから炒める?
あ、晩ご飯も考えなきゃ。
「………………」
んもぉ、めんどくさい。
主婦の人ってすごいよ、ほんと。
毎日、献立決めるんだもんね。
栄養バランスとかも込みで。
尊敬しちゃう。
まぁ、とりあえずは
柔軟剤とシャンプーだよ。
献立はスーパー着いてからで。
あ、そう言えばゴミ袋も無いや。
買う物いっぱいだなぁ、と
自転車の鍵を解除し
薬局目指してペダルを漕ぎ始める。
頭上に広がる澄み渡った青は冬になった証。
雲1つ無い空を見上げ
助手席も結婚適齢期も
私には関係の無い話だ!
と、心の中で自虐しといた。