第6章 用意された舞台。
土曜の夜こそ
カップルは
盛り上がるっていうのに。
信ちゃんって
つくづく女心分かってないな。
そんな信ちゃんに彼女が居て
なんで私には彼氏が居ないんだ。
世の中、理不尽過ぎる。
『ふーん、』
「だから来ないで、邪魔しないでね」
『ほんなら紹介せぇ、その殿方1人や2人を』
「その内ね!」
じゃっ、と通話を強制終了させる。
ほんとにもう…
ばっちり目覚めちゃった。
休日の早起きなんて
虚しいだけなのに。
する事なんて無いもん。
仕方ない。
久しぶりに
朝ご飯作って食べようかな。
どうせ、1人飯だけどね。