第1章 秋の終わりは始まりの合図。
あれから、家に戻り
服を着替えてから
また外へ出て、コンビニへ向かい
今、ATMでお金を下ろしたとこ。
手数料取られたのは痛恨のミス。
無駄金は使わない主義なのに。
でも、下ろさなきゃ
土日生活出来ないもん。
仕方ない。
それにしても
コンビニというところは
本当に恐ろしいとこで。
一歩足を踏み入れてしまうと
何も買わずに出るのは
なんだか申し訳なくなる。
そういう心理を活かして
お金を使わせる、という。
恐ろしや、コンビニエンスストア。
と、思いつつ店内を見回った。
「……………………」
さっき買い物したばかりだしなぁ…
雑誌でも買う?
いや、雑誌は出来る限り立ち読み派。
買っても邪魔になって捨てるだけだし。
もったいないったりゃあ、ありゃしない。