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今 夜 か ら は 。
第1章 秋の終わりは始まりの合図。
「651円のお返しです」
小銭を受け取り財布へ直す
という一連の流れが終わり
立ち去ろうとした彼は
一旦、私へ振り返って…
「はよ退かな、後ろ詰まってんで」
「えっ?」
言われて後ろを見れば
ついさっきよりも並ぶ人の数が増えていた。
こんな忙しい時にお金下ろし忘れてた私って
すごい迷惑な客でしかない。
「す、すみません!!」
後ろの人達にペコペコ頭を下げ
自分の買い物分のカゴを受け取りサッカー台へ。
タイムサービスの時間帯は
これから気をつけなきゃ。
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