第7章 07.休日
『ただいまー!』
絵「ただいま帰りました」
私とお姉ちゃん、雅兄とわた、岳人とジローちゃんと亮が順に入ってくる。
椿「凌香、絵麻、おかえりー☆…ん?へ…あっ、梓ぁー!」
梓「なに、椿?」
椿「凌香と絵麻が男連れてきたー!!」
要「えっ」
つば兄の言葉にあず兄より先にかな兄が反応して、ロフトに上がってきた。
要「…ホントだ…」
椿「どういうことだよー!凌香、絵麻ぁー!」
なんか面白い光景だなぁ、と呑気に思ってると、あず兄この人達は?と私とお姉ちゃんに視線を向けた。
『私の「彼氏でーす☆」こらっ、ジローちゃん!』
芥「えー、いーじゃん!」
『ダメです!つば兄が化石化しちゃってんじゃん。』
絵「この人達は、凌香ちゃんの部活仲間なんです。」
私の代わりにお姉ちゃんが彼らを紹介してくれた。
芥「芥川慈郎でーす!」
向「向日岳人です」
宍「宍戸亮です」
雅「今日はうちでご飯食べてもらうことになったんだ。」
雅兄がそう言うと、京兄がロフトに上がってきた。
雅「あ、右京ごめん。連絡忘れてた…」
右「いえ、凌香から話聞いてるので大丈夫です。準備できてますよ。」
絵「さっき、右京さんに連絡してたんだ。」
『そ☆準備いいでしょ?』
雅「僕も忘れてたのに…やっぱ凌香ちゃんは気が効くね」
なんて話をしていると、京兄が中に入るように進めるので、未だに固まってるつば兄とかな兄を置いて、ロフトを降りた。
『あれっ、今日は珍しくみんな揃ってるね。』
右「そうなんですよ。」
みんなと言っても、もともと住んでないひか兄となつ兄は居ないけどね。
向「…すげぇ多いな。」
弥「でしょー!」
わたが自慢げにみんなの前に立った。
風「…なんで、テニス部の奴らがいるワケ?」
芥「あっ、朝日奈!」
宍「そういえば、兄弟だったな。」
『まぁね』
右「話したいことはあるでしょうけど、とりあえず、夕飯にしましょう。」
絵「あ、手伝います!」
『私も!』
手伝うといっても、料理は既にできていて、運ぶだけだった。
『かな兄ー、つば兄ー、ご飯だよー』
私の言葉でやっと2人は動き出して、ロフトを降りてきた。
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