第7章 07.休日
すぐに行ける準備をして、私とお姉ちゃんはリビングに来た。
するとそこには、雅兄と京兄、それから琉生兄といお兄が話しているようだった。
私とお姉ちゃんがロフトからそれを見下ろす。
『雅兄京兄ー、私お姉ちゃんとお出かけしてくるから、お昼要らない〜』
京「はい。わかりまし、た…」
京兄がそう言いながらロフトを見上げ、私を見ると言葉に詰まったようだった。
雅「今日は何だかいつもと違うね?」
『えへへ♪お姉ちゃんがやってくれたんだー』
琉「やっぱり。ちぃちゃん、アレンジ、上手。」
祈「少しメイクもしてる?」
流石モテ男は気付くところが違うね!
『うん!』
絵「琉生さん、凌香ちゃん凄く髪の毛綺麗でアレンジしやすかったです!」
琉「うん。凌香ちゃん、髪質凄くいいから、アレンジしやすい」
琉生兄にはよく言われるけど、お姉ちゃんでもそういうの解るんだー。
雅「二人とも、出掛けるなら送っていこうか?」
『え、いいの?』
雅「もちろん。何処いくの?」
絵「ショッピングモールに行こうかと」
祈「新しく出来たところだね」
『そうそうー!じゃあ、雅兄、頼んでもいい?』
雅「うん。キー持ってくるから待ってて」
『はーい』
雅兄は一度リビングを出て行った。
気付けばいお兄がロフトまで来ていた。
祈「うん、凄い綺麗だよ」
『あ、ありがと…」
うっ、イケメンに至近距離で言われるとやっぱり照れる。
祈「いつもは可愛い感じだけど、今日は凄く綺麗。」
『そ、そんな何度も言わなくていいよー』
私は思わずお姉ちゃん後ろに隠れる。
その様子を見ていたお姉ちゃんといお兄はくすりと笑う。
雅「じゃあ、行こうか」
『うん!じゃあ、行ってきます!』
「「いってらっしゃい」」
絵「夕飯には戻ります!行ってきます!」
お姉ちゃんは私の手を引いて、雅兄の後を追った。
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雅「気を付けてね」
絵「はい!ありがとうございました!」
『雅兄ありがとー。雅兄も気をつけて帰ってね』
雅「うん、ありがとう。じゃあ楽しんで。」
私達は雅兄を見送ってから、ショッピングモールに入った。
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