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【テニプリ】キミの輝きオレの陽だまり

第5章 【誕生日編】




「あぁ、英二の携帯のメモリに登録されている女子の数は全部で108人。そのうち、実際にメールを交換したことがある人数は52人。まぁ、頻繁にメールしているのはその中の16人だが・・・」
「乾ーーー!なんでんなことまで知ってんだよ!!」


ったく、乾のヤロー、いつどこでオレの携帯調べたんだよっ!
本当、敵に回すと恐ろしい男、そうブルブルと身震いする。


「英二先輩、あれじゃないっすか!?、この間、逆ナンしてきた女子大生たちについていったやつ!」
「も、桃!、お前まで変な事言うなよ!、あの人たちはねーちゃんの友だちなんだって!」
「でも、英二先輩、女子大生に囲まれて鼻の下のばしてたっすよ~?」


ダメ出しのような桃のその言葉に、ウグッと言葉をつまらせる。
璃音一筋って言ったって、そりゃ、女子大生のおねーさんたちに囲まれたら、悪い気はしなくて・・・


それでねーちゃんの友だちだし、カラオケくらいならって誘われるままついて行っちゃったのは確かな話で・・・


「なんだよ!桃だってあん時は一緒に喜んでたじゃんか!」
「俺は別にいいんすよー、誰も裏切ってないんすから〜」
「オ、オレだって、璃音を裏切ってなんかないぞ!ただ、おねーさんたち色っぽいにゃーって思ってたくらいで・・・誰にだってあんじゃん!歳上に憧れる時期なんだって!」










「・・・もう、いいです。」


ずっと黙っていた璃音の声に、ハッとして振り返った。
オレ、今、やっちゃった?、そうたらりと額から汗が流れ落ちる・・・


「英二、今のはさすがにまずいんじゃないかな?」
「そうだよ・・・小宮山さんは歳下なのに、よりによってこんな時に歳上に憧れるなんて・・・」


不二や大石の言うことは最もな話で・・・
普段ならまだしも、今、この状況で「冗談でした」じゃ済まされないことで・・・

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