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【テニプリ】キミの輝きオレの陽だまり

第4章 【ハロウィン編】




う~ん・・・なんか気まずいかも?
みんなが気を使っているのがわかる・・・
せっかくのパーティーなのに、キレちゃって申し訳なかったな・・・


「えっと、大きい声出しちゃってごめんなさい・・・さ、皆さん、盛り上がって行きましょう!」


ビミョーな雰囲気を払拭するように笑うと、みんなもホッとしたような笑顔を取り戻す。


「そ、そうだな!さ、乾杯しよう!!手塚!」
「あぁ・・・みんな菊丸のようにならぬよう、油断せずに行こう。乾杯!」
「・・・・・カンパーーーイ!」


みんな苦笑いしつつ乾杯を済ませる。
口には出さないが、さすが手塚(部長)はっきり言うー、そう内心思っていたに違いない。


とにかく、それぞれ気を取り直して楽しみはじめる。
私もみんなと盛り上がるが、どうしても英二先輩を避けてしまう・・・
何度か話しかけられたけど、すべて無視してしまった・・・













「小宮山さん、その・・・英二が悪かったね、何かを企んでいたのはわかったんだが・・・」
「・・・あ、大石先輩、先輩のせいじゃないですから謝らないでください。」
「あ、そうだよな・・・でも、その・・・英二、凄く落ち込んでいるから、そろそろ許してやってくれないか・・・?」


そう言われて英二先輩をみると、いつもはこういう場では人一倍盛り上がる彼が、部屋の隅で壁の方を見てうずくまっている・・・
明らかにそこだけ空気が違い、重々しい雰囲気が漂っている。
桃ちゃん達が話しかけに行くけれど、その声すら聞こえていないようだ。

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