第3章 【暁のヨナ】蜂蜜の誘惑▶︎ハク
『ハ、ハク!ま、まって!、、、蜂蜜、、溢れてる!!!』
”本気で欲しいと思ってないからかな。”
こんな時にタレ目の言葉が目に浮かぶ。
、、、くそ、、、、、、
「姫さん、痛いですか?」
『んっ、、、も、、、やだ、、、、』
小さな手に艶めかしく光る黄色いとろりとした液体を、舌を這わせて舐めとる。手首の内側を血管になぞって舐めあげれば、姫さんはビクリと身体を震わせて、小さく声を漏らす。
指と指の間、第一関節、第二関節、、、、
丁寧に味わうように舌を這わす。
「姫さん、甘いな、、、、」
抵抗することも忘れて、顔を赤くして、ちいさな快感に怯えているようだった。
『ハク、、、やめて、、、、、』
先程舐めとった目元にまた涙が溢れ出す。
「嫌だね、、、、、姫さん、俺にも欲しいものがあるんですよ。」
『ハクが、、、欲しいもの?』
涙が伝う頬にキスをする。
めいいっぱいの優しいキスを何度も。
「、、、、、、あんたが、ずっと欲しかった。」