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ほのぼの刀剣乱舞

第2章 主のティータイム



一「私の、兄弟に…手を出すなと言ったでしょう!」

狐「一期一振殿正気に戻って下さい!鳴狐も私めも兄弟に手出しなどしておりませんよぅ!」

乱「え…なにこれ」

一期一振が鳴狐に剣先を向けている
周りにはお昼寝中の粟田口たち
(乱は光忠に捕まったためお昼寝できず)

『てか鳴狐も兄弟だろ?周りで弟達も寝てるっていうのに一期一振が騒いでるなんてどうしたんだ?』

一「主…!」

何故か顔の赤い一期一振は俺を見るなり目を開けて静止してしまった


狐「馬の世話から帰ってきたら一期一振殿が斬りかかってきたのですよぅ」

『朝には何か変わったことは無かったのか?』

鳴「特に、何も」

乱「ねぇ主、なんか臭くない?」

『ほんとだ…確かに』

くんくんと匂いで見ると

狐「私め気が動転して微塵も気づきませんでした!
この臭は…」

鳴「酒…?」

はっと机を見ると茶菓子の横に倒れた陶器の湯のみがあった

『なぁ一兄、酒…飲んだのか?』

一「主!」

急に駆け寄って来る一期一振
後ずさるものの運動神経とは無縁の体では避けることが出来ない

『い、一兄!?』

一「主、待ってたんですよ」

吐息を多く含んだ声が耳元で発せられくすぐったい様な感触になる

『…っ、くそ、光忠だな
茶と酒間違えやがったな』

乱「じゃあ今頃皆もお酒が配られてるってこと?」

狐「それは大変です!鳴狐!燭台切殿を止めに行きましょう!」

鳴「!(コクリ」

ダッダッダッダッ

走っていった

俺を残して

一期一振に捕らえられたままの俺を残して

今にも食われそうな俺を残して
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