第2章 主のティータイム
『たーすーけーてー!!!!』
後ろには一兄と鶴丸、俺は背が小さく(不本意ながら)小回りが利くため曲がり角の多いこの本丸では捕まりにくいが勿論のこと鍛えていないこの体では捕まるのは時間の問題になる
『はっ、あそこに居るのはずおとばみ!助けて!』
「あ、主!馬糞をくらえー!」
そう言って鯰尾から放たれたのは文字通り馬糞、そう、ばふん
『何投げてんだよ!うわっ!ば、ばみ!助けて!』
ぱっと骨喰を見るとそれはそれはもう気持ち良さそうに
『寝てんじゃねえ!ーーうわっ!』
「捕まえましたよ」
「どうだ驚いたか!」
もう終わりだ、と思ったその時
「そこまでだよ」
『小夜!』
「大丈夫ですか?主」
「和睦!」
俺を気にかけつつ鶴丸を抑えてくれている宗三さんと一兄に斬りかかっている江雪さん
『助けてくれてありがとう左文字さん達ー!』
「どうして本丸内に争いが起こっているのですか?」
『光忠のせいです』