第1章 やあやあこれなるは‥‥
服を着替えて食堂へ向かう
『おはよう皆!』
今「主遅いですよー」
入ると人参と格闘している今剣とそれを応援している岩融がいた
『わり、寝てた
てか今剣まだ飯食ってるのかー?』
今「だって光忠が食べる迄出ちゃダメだっていうんですもん」
岩「よーしよしよし、あともう少しの辛抱ぞ!」
燭「好き嫌いは駄目だからね、はい主、朝ご飯」
お味噌汁とお漬け物とご飯、至ってシンプル
『ん?人参なんかねぇぞ?』
今「お味噌汁の中に入ってますよー
‥‥あれ?無い?」
燭「今剣だけだよ、嫌いなものは克服しないとね」
今「ひどいです‥」
あからさまにしょんぼりする今剣
『じゃあ俺がこっちの大きい人参を食べるから今剣は小さい方の人参を食べられるか?』
今「いいんですか!?」
『それなら良いだろ光忠』
パチリとウィンクすると光忠は手で口を覆い、素早く顔を背けた
燭「き、今日だけだよ?」
今「やったー!主!ありがとうございます!」
岩「良かったな!今剣!食べ終わったら俺が遊んでやろう!」
『あ、ああ良かった…な?』
(俺のウィンクってそんなに気持ち悪い、のか?)
は内心傷ついていた