• テキストサイズ

【カゲプロ】罪の深層

第8章 遊園地へ Let's go!



キ「お前ら!一旦集合だ!」


キドが全力で叫んだ。
こんなに叫んだら周りの人に怪しまれるんじゃ…と思ったけど、どうやらキドが《能力》を使っているみたいで、誰も気に留めていなかった。
安堵しながらキドの元に集合し、なるべく人の少ない場所へと移る。
キドは腕を組み、私達を一喝した。


キ「お前らな…テンションが上がるのは分かるが、落ち着け!こんなところではぐれたら見つけるの一苦労なんだぞ!?」

「「はーい」」


声を揃えて返事をする団員達。
……小学校の遠足か。


カ「でもさーこの人数で移動するのは大変なんじゃない?2組くらいに分かれようよ」

キ「ん…それもそうか。問題はどうやって分けるかだな…」

エ「そういうことなら、このエネちゃんにお任せです!」


シンタローさんのスマホからエネさんの元気な声が聞こえてきた。
そして、おもむろに画面上に団員全員の名前が表示される。
もちろんエネさんの名前も。


エ「じゃ、行きますよー…シャッフルスタートっ!!」


グルグルと名前がシャッフルされていく。
しばらく経つとピコン!と電子音が鳴って名前が並べられていく。
みんなしてシンタローさんのスマホの画面を覗いた。


エ「えーっと、組み合わせは…団長さん・猫目さん・カナさん・ご主人・私の団長さんチームと、ツナギさん・モコモコさん・妹さん・ニセモノさん・チビ助さんのツナギさんチームですね!」

ヒ「え、ちょ、ちょっと待ってよ!チビ助って僕のことなの!?」

シ「しょうがないだろ、正規の呼称が検索しても無えんだから」

ヒ「それ作者事情じゃん!?!?」

モ「ほら、グダクダ言ってないで行くよ!ヒビヤくん!」

ヒ「納得いかない!!」


ヒビヤくんはモモさんにズルズル引きずられていってしまった。
その後ろ姿に、キドが17:30にここに集合だぞー!と叫んだ。

シンタローさんの口からNGワード出てた気がするけど、無視しよう。うん。


/ 73ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp